彩鳳舞丹霄☆前川 多仁の鬼魔愚零録☆

染織工芸を出自とした美術家、前川多仁の公式Blogです。

うちのアクアリウム、8Kでいいんじゃね?

 

どちらかと言えば、虫は大嫌いだし、、、太陽の日差しはちょ~苦手、、、庭いじりや家庭菜園というにも、ほぼってか、まったく興味も無く、、、完全なるインドア派の僕ですが。。。

 

でも案外、超絶な自然は大好きだったり、、、無限の夜空とか、、、壮大な滝とか、、、夜の神秘的な山とか森とか、、、でっかい木がいっぱいある森とか、、、、なんとなく焚き火とか、、、死ぬまでにオーロラ見てみたいとか。。。

 

そんな、いまいち自分でもよく分からん、自然好きなんかどうなんか分からん派の僕なんですが。。。

 

最近ちょっと考える事がありまして。。。

 

こう見えて、ってどう見えてるのか分かりませんが、僕ってスピリチャル系のものに、何だかはまってしまうのです。。。

 

最近では、ちょっと本気な方の滝行をやってみようかとか、、、考えてたり。。。

 

もちろん、、、瞑想もしょっちゅう。。。いろんなパターンをやってみたり。。。

 

しかしながら、まったくもってチャクラも開かず、、、またニルバーナの領域にもいつまでたっても到達しません。。。

 

まぁ、僕レベルのちょ〜甘々な修行では、もちろん無理でしょう。。。

 

そんな僕は、睡眠の質レベルをUPさせるべく、寝る1時間くらい前から必ず、アロマを焚くのですが、さらなる癒やしを求め、アクアリウムでもはじめてみようかと。。。

 

しかし、速攻で大問題発生!!!

 

僕は超めんどくさがり、、、水槽とか洗うの、僕、ルーズやから絶対に臭くなりそう、、、コケとかムニュムニュしてて触るの気持ち悪そう、、、なんか見たこともない水中生物とか繁殖しそう、、、水槽洗うの、めっちゃ重そう、、、もう、いろいろ想像しただけで、これ絶対無理、、、はい終了〜!!!

 

一瞬であきらめました。。。

 

 

っで、、、とある研究論文によれば、人間の脳は8Kの解像度までモニターが進化すると、写っているものが本物なのか画像なのが判断することができないらしい。

 

 

もちろん、人間が何か対象物を認識する場合、視覚だけでなく、5感すべてを使い総合的に認識します。

 

例えば、アクアリウムの場合、もちろん一番重要なのは視覚でしょう。

次に聴覚。

あとわずかながら嗅覚。

実際には触らないけども、視覚を通じた触覚(視覚として拡張された触覚・・・つまりマイケル・ポラニーのいう暗黙知にちかいような知/触覚)。

 

※マイケル・ポラニーの暗黙知についついては下記のリンク先を参照

暗黙知 - Wikipedia

 

この場合、味覚は省かれてもいいでしょう。。。

 

そして、その5感に加えて第6感という、とくに僕たち作家なら、おそらく多くの人が感じているであろう、なんというか空気感というか気配というか気とでもいうのだろうか、、、そんなものも実は感じたりもしてるんです。。。

 

 

そんな、視覚以外、しかも第6感の存在まで認め語っている僕が言うのも、これまたとっても変な話ですが。。。

 

 

うちのアクアリウム、、、8Kで人間の脳が本物か画像か判断できないんだったら、8Kモニターでいいんじゃね???

 

 

ここからはあくまで僕の推測です。。。

 

このわずか数年でデジタル技術はかつて無いスピードで進化しています。

 

そのスピードはAIにより更に加速し、AIのディープラーニングすら、もはや人間の脳ではどのようにディープラーニングしているのかわからない領域まで進化しています。

 

このスピードで加速を続けていくならば、人間の8Kレベルの視覚のように、聴覚、臭覚、触覚、味覚もデジタル技術で、人間の脳の認識レベルを超えることも、数年で容易になるでしょう。

 

なおかつ、第6感という、いわゆる一般には人間や動物の特殊な能力とおもわれている能力ですら、先に触れた、マイケル・ポラニーの暗黙知の考えを適用すれば、デジタル世界にも第6感という感覚を生み出すことが可能なんです。

 

つまり、暗黙知を適用して考えるならば、デジタル技術に身体性は十分に存在しているし、すでに気づいていないだけで、そのデジタルの身体性を僕たちは「知らず知らず」に使っているのです。

 

「知らず、知らず」につかっているからこそ、それは身体性からうまれる知、すなわち暗黙知であるのです。

 

簡単な例をあげれば、スマートフォン

 

説明書もほぼ無いに等しいくらい薄いものなのに、しばらく使っていると感覚的に使えてしまいます。

 

もっと分かりやすく言えば、スマートフォンを3〜5歳児くらいの子どもに渡していると、いつのまにか、感覚的に操作を覚えて、中には好きなアニメや動画を見たりする子どもも出てきます。

 

誰も説明していないにもかかわらずです。。。

 

つまり、僕たちや子ども達は、複雑なコンピュータ言語をプログラムしてスマートフォンを動かしているのではなく、感覚的、すなわち身体感覚を活用して動かしているのです。

 

デジタル技術にも身体性が存在し、暗黙知のようにデジタル空間の中にも人の身体は拡張され、拡張されたデジタル空間の身体から第6感も生じるはずなんです。

 

これについては、2年前に働いていた大学の研究所で研究ノート(論文の前段階みたいの)で近い事を発表しています。

誰でもPDFで大学のHPから読めるようになっていますので、お時間ある方は是非、ご一読ください。(下記のタイトルをクリックいただきますとリンク先にとびます)

(※ただし、2年前の文章ですので、この分野に関しては、進化のスピードが速いので、そのあたりあらかじめご了承ください)

武庫川女子大学 生活美学研究所 紀要 第28号より】

「染織工芸におけるコンピュータテクノロジーの可能性ーデジタル技術にみる身体性をめぐってー」

 

 

って、ことで、最後の方、少し難しくなっちゃいましたが、、、まあ、とにかくめんどくさがり屋の僕にとって、アクアリウム、もう8Kで脳が本物か画像か判断できないんだったら、8Kモニターでいいんじゃね???

 

掃除せんでいいし、臭くならへんし、ムニュムニュしたコケ触らんでええし。。。って話でした。。。

 

っと、スピリチュアル超自然派(自称)の僕が言うのも一見、違和感ありありですが、、、実は逆なんですよねぇ〜。

 

分かってる人はもう十分に理解できてると思うので、、、またいつかblogにてじっくりお話したいと思います。。。

 

っという事で、何となく、ほんっとっっっに、深ぁ〜く考えると、この言葉に近いのではないだろうかと、僕なりに解釈したので、この作品を挙げて終わりにしたいと思います。。。

 

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写真提供:ギャラリー白白庵 作品『色即是空』(S10号)



 

◯作品の問合せはギャラリー白白庵まで。

白白庵 PAKUPAKUAN | Art Crafts JAPANESE HYBRID ART

 

◯ギャラリー白白庵ECサイトでも、ご覧・ご購入頂けます。

前川多仁 「色即是空」 MKWPN004 – 白白庵 PAKUPAKUAN