彩鳳舞丹霄☆前川 多仁の鬼魔愚零録☆

染織工芸を出自とした美術家、前川多仁の公式Blogです。

☆パタリロ 殿下☆

ちょっと今日は、サクッと(のつもり…)。

 

僕は作家仲間や、近しい美術関係の方々から、『殿下』って呼ばれております。

 

『閣下』じゃないよ、『殿下』だよ…www。

 

もちろん、『殿下』っぽい、ゴージャスな猫足家具に囲まれ、天蓋付のベッドで寝るような生活にちょ〜憧れてはおりますが…。。。

 

そして、なにより、僕は数年前、初めてベルサイユ宮殿を訪れた時のことなんです。。。

 

もちろん、1人旅だったので、日本人のツアー団体を見つけて、後ろの方から日本語でベルサイユ宮殿内の説明をコッソリ聞いていたんです。。。

 

そしたら、不思議なことに、マリー・アントワネットの隠し扉とかの説明をしてくれてはったんですが、、、ん、、、なんか、、、僕、、、この扉、、、知ってるよ、、、って。。。

 

そして、その後も一日中ベルサイユ宮殿をウロウロしながら、なんだかすんごく、懐かしい感じがしてならないの。。。

 

まぁ、きっと僕の前世はマリー・アントワネットではないにしても、おそらくベルサイユ宮殿で働いてた人なんだろうなぁ〜って、それからず〜っと思ってるんですっ☆

 

だから、僕はそうした世界観が大好きなのも、どっか前世的にも仕組まれてるのかな〜なんて。。。

 

っという訳で、僕は周りから『殿下』と呼ばれている……っと、そんなええ話しでは無いのです。。。

 

実は、僕は、そう、タイトルのとおり、「花とゆめ」で連載していた魔夜峰央先生のギャグ漫画『パタリロ 』のパタリロ 殿下に似ているから、いつも間にか、『殿下』と呼ばれるようになったのです。。。

 

っいっても魔夜峰央先生の世界観は、前述したような、猫足家具やベルサイユ宮殿感満載の世界観で、僕にはとっても嬉しい、むしろ有難く恐れ多いくらいなんですが。。。

 

近年、魔夜峰央先生の『飛んで埼玉』の実写映画が話題になったので、僕たち世代より若い世代も知ってる人は多いかもしれません。。。

 

そんで、『パタリロ 』について、少し思う事を。。。

 

実は、僕は『パタリロ 』は漫画よりテレビアニメで観て知っているんです。。。

(漫画は、大人になってから、ちょいちょい機会があれば読んでたって感じ…)

 

パタリロ 』は何度も再放送していて、学校から帰るとお菓子食べながら、よくよく観ていました。。。

 

しかし、あれだけ再放送を繰り返していたアニメが、とある時期を境に、全くテレビというメディアから姿を消したのです。。。

 

パタリロ 』や魔夜先生の世界観をご存知の方はお分かりかと、思いますが、つまり、ゲイと言い表して良いのか、LGBTsの世界観なのです。

 

これが、おそらく、スポンサーやテレビの大衆娯楽性からくる親からのクレームなどなどから、『パタリロ 』はテレビで放送出来なくなったんだろうと、、、あくまで僕の憶測ですが、多分、間違いないと思います。。。

 

先日、オンライン呑みで、某氏と少し、この話題にも触れてんですが、案外、僕たちは子どもの頃、なんの違和感もなく、このLGBTsの世界観の中にあるアニメをすんなりと受け入れていたように思います。。。

 

思っているより、子どもの思考回路はとても柔軟で、かえって大人が◯◯でなければならない…という概念を、いつのまにか教えていたり、子どもの頃の柔軟な思考を奪っているのかもしれません。。。

 

もちろん、、、1人の社会人として生きていくため、様々なルールを子どもに教えてる事は絶対に大切な事です。。。

 

一方で、僕は『パタリロ 』とか、こういうアニメこそ、逆に子どもたちに観てほしいと思います。。。

 

もし、それで子どもが性の多様性に疑問を持てば、そこで、LGBTsという多様性があるんだという話も子どもと一緒に出来ると思うんです。。。

 

どうでしょう?

 

賛否両論あるとは思いますが、僕は隠して見せない…っという事にとても違和感を感じてしまうんです。。。

 

っという事で、多様性がごく当たり前となる未来に向けて。。。

 

f:id:MAEKAWA-Kazuhito:20200425124146j:plain

作品『愛死天流』F3号(27.3×22×2cm)

 

世界に『愛』を。。。

『愛』』ある世界を。。。